ラバケーキについて
このデザートはチョコレート好きにとって、最も愛されるフランスのデザートのひとつです。
ラバケーキの歴史
フランスでは「フォンダン・オ・ショコラ」や「ミキュ・オ・ショコラ」とも呼ばれ、世界中で様々な名称とアレンジで親しまれています。
このデザートの起源についてはいくつかの説がありますが、フランスのシェフであるミシェル・ブラ氏とジャン=ジョルジュ・ヴォンゲリヒテン氏の名前がよく挙げられます。
- ミシェル・ブラの説
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1981年、スキー旅行中に家族がホットチョコレートで体を温める様子を見て着想を得たと言われています。
その後2年間の研究を経て、このケーキを完成させたと主張しています。 - ジャン=ジョルジュの説
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1987年、ニューヨークでチョコレートスポンジケーキを誤って中心が生焼けの状態で仕上げてしまったことがきっかけとされています。
この失敗作が新しいデザートとして受け入れられたのです。
一方ジャン=ジョルジュの方法は、生地を短時間オーブンで焼くだけという手軽な手法で、世界中に広がったとされています。
- フォンダン・オ・ショコラ
- ラバケーキ
ラバケーキのレシピ
必要な材料
- チョコレート: 高品質なセミスイートチョコレートを使うと風味が最大限に引き立ちます。
- バター: ケーキにリッチな風味としっとり感をプラスします。
- 卵: ケーキを柔らかくしっとり仕上げる重要な材料です。
- 砂糖: 適度な甘さを加えます。
- 小麦粉: 生地の骨組みを形成します。
- ココアパウダー: チョコレートの風味をさらに濃厚にします。
- 塩: 全体の味を引き立てます。
作り方
1) オーブンの予熱と準備
オーブンを200℃に予熱します。
170ml容量の小さな耐熱容器4つにバターを塗り、小麦粉を少量振りかけておきます。
2) チョコレートとバターを溶かす
チョコレートとバターを湯せんで溶かします。
ゴムべらを使って焦げ付かないように混ぜてください。
3) 生地作り
大きなボウルに卵と砂糖を入れ、ミキサーでクリーム色になるまで約5分間泡立てます。
溶かしたチョコレートを少しずつ加え混ぜ、小麦粉、ココアパウダー、塩を加えて均一になるまで混ぜます。
4)焼く
生地を耐熱容器に均等に分けて入れ、オーブンに入れて10~13分焼きます。
周囲はしっかり焼けていて、中心部が少し揺れる程度が理想です。
5)冷ます
オーブンから取り出し、5分間冷まします。
容器をお皿にひっくり返してケーキを取り出し、アイスクリームやフルーツ、粉砂糖で飾り付けるとさらに美味しく楽しめます。
保存方法
ラバケーキは作りたてを食べるのが一番美味しいですが、余った場合は密閉容器に入れて冷蔵保存が可能です。
冷蔵保存の場合、3日以内に食べきることをおすすめします。
食べる前に電子レンジで軽く温めると、作りたてのような美味しさが楽しめます。
なお、冷凍保存は質感が損なわれるためおすすめしません。